今年のゴールデンウィークは天候にも恵まれ、あちらこちらで自然を満喫するアクティビティが行われました。
そこで今回紹介するのは、龍郷町の海でも山でもない…龍郷町の素晴らしい空!龍郷町は、星空がすごいんです!
奄美の星空ならこの人に聞け、ということで、先日エフエムたつごうでも星空の魅力を伝える番組のMCをしていただいている「荒木マサヒロさん」のワークショップに参加しました。荒木さんは、奄美の星空に魅了されて、撮り続けている写真家で、奄美の星空が素晴らしすぎてほぼ移住している状態なんだそうです。
まずは、撮影した写真を見ながら星探しをするワークショップではじまりました。子供たちは星空の写真に北斗七星を探したり、春の大曲線や春の大三角を見つけたりとまるで宝探しです。
◆荒木さんの撮影した奄美の星空①
龍郷町の奄美自然観察の森の展望台から撮影した写真です。
虹のように見える、正面のアーチが天の川です。奄美は天の川が海から上ってくるんです。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜に登場したもう夏の星空が見えます。
おり姫とひこ星はどれでしょうね。
◆荒木さんの撮影した奄美の星空②
サーフィンのメッカ「手広ビーチ」です。
左下のオレンジの色の光、実は、月が上ってくるところなんです。
また、奄美でしか見ることのできない星もあるんですよ。
参加者は地元の方から県外の方まで親子で夜空に広がる絶景に「うわぁ」と思わず声が漏れていました。
ワークショップのあとは実際に星空を見に行こうということで、龍郷町の玉里漁港に向かいました。
この日は満月ということもあり、月明りも幻想的。でも星を見るにはなるべく灯りのない環境がベストなんだそうです。
奄美の星空の魅力とは…
(写真家 荒木マサヒロさん)「星空はどこで見ても同じなんですが、奄美で見る星空は季節で変わっていくんですよね。外で見ると波の音も、鳥の鳴き声も虫の音も聞こえてくる。その中で、星空も変わっていく様子が見られるんですよ。」
(写真家 荒木マサヒロさん)「実は、奄美大島は南の島なのでカノープスが見えるんです。カノープスは、明るい星としてシリウスの次に明るくて、知っている人は本当に少なく、見れないところが多いけれど奄美大島では見れます。」
カノープスという星は、日本の中では地平線の上にあがらない地域もあるとのこと。
日本の中では南に行けば行くほど高度があがって見えやすくなるそうです。
奄美の星空は季節ごとに様子を変えていき、毎日が旬です。
知れば知るほど、魅力的な星空。
一度見れば奄美の星空のファンになること間違いありません。