めっきり冷え込むようになった鹿児島県奄美地方。伝統野菜「アッタドコネ」(有良ダイコン)の産地、奄美市名瀬有良集落では、冬の風物詩の切り干しダイコン作りが見られるようになった。ロープにつり下げられたダイコンが寒風にたなびき、まるで白いカーテンのよう。
奄美地方に北風が吹き付けた13日、有良集落では地元の女性がガジュマル並木に張ったロープを利用して作業に精を出していた。有良の強い潮風にさらされるアッタドコネの切り干しは、ミネラルも十分。女性は「ここは風通りが良く、木の枝葉が雨をさえぎってくれる。天候さえ良ければ1、2日で乾燥するのでは」と笑顔で語った。
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