環境省が4月26日に発表した「脱炭素先行地域」の第1弾に、ゼロカーボンシティ(脱炭素社会)実現に取り組む鹿児島県沖永良部島の知名町と和泊町が選出された。第1弾の自治体に選ばれたのは県内では両町のみ。両町は「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」をテーマに、2026年度まで同省から50億円規模の支援を受け、再生可能エネルギーを活用した脱炭素化に取り組む。
環境省が選ぶ脱炭素先行地域には、両町とリコージャパン、一般社団法人サステナブル経営推進機構の4団体による共同提案で応募。字などの小規模地域でエネルギー供給源と消費施設を持つ小規模なエネルギーネットワーク「マイクログリッド」の構築や、公用車や島内の路線バスのEV(電動)化などの提案が採択された。
今井力夫知名町長は「先行地域に沖永良部島が入ったことは、脱炭素化へ向けていい弾みになる」、前登志朗和泊町長は「マイクログリッド構築や公共施設の再エネ導入、公用車のEV化などを両町で一緒に積極的に進めていく」と語った。
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