奄美の自然から生まれた絵本と、作家さんの話題です。
龍郷町は赤尾木(あかおぎ)には東シナ海と太平洋が同時に見える小高い丘があり、そこに一軒の家があります。奄美へ移住してやがて一年になろうとしている絵本作家がいるということで、今回はそちらへお邪魔しましてきました。
「ミロコマチコ」さんという大阪出身の女性作家さんです。
デビュー作「オオカミがとぶひ」でいきなりの日本絵本賞大賞を受賞。とすごい方。
取材で訪れた際、『初めて空港に降り立った瞬間の空気が、もう好きだった』と…さすが芸術家です。
ミロコマチコさんは、動植物を得意とする作家さん。
奄美に来たきっかけを聞いてみました。
Q.奄美に来たきっかけは?
「奄美の植物を使った(青の熊竹蘭や熊竹蘭を使った)化粧水や基礎化粧品を作っている会社から、買ってくれた方にポストカードをプレゼントしたいので、絵を書いてくれないかと依頼され、その時に資料を貰ったんですが、これは一度奄美に行って、実物を見てみたいと思い、3年前に奄美を訪れて依頼、奄美がとても好きになりました。そして住みたいと思うようになりました。」
自由な発想と勢いで動物たちを生き生きと描く「ミロコマチコ・ワールド」。
もちろん奄美に来てインスピレーションを受けた作品や絵本もあります。離島の奄美で活動するにあたってのハンディキャップはないそうです。むしろ自然の音や野鳥の声に囲まれて、創作意欲も沸くと。また泥染めをした布に描いたりと独創的。奄美だから生まれた作品ですね。
奄美に魅せられて移住したミロコマチコさんに作品の発想の今後をうかがいました。
Q.作品の発想の今後は?
「(発想は)文章やタイトルを思いついてから中を考えることもあれば、散歩をしている時に思い描いた情景等で、絵本にできそう!と広がっていくこともあるので、色々ですが、『目には見えない、奄美の自然から受け取るいきものをテーマ』にした作品作りをしたいと思っています。」
[ミロコマチコさんの作品はホームページで見ることができます。]
★ホームページはコチラから
また新作発表の展示会では作品を購入することも出来るそうです。
今後も奄美だからこそ生まれるミロコマチコさんの作品を楽しみにしたいと思います。