子ども用の2輪車「ランニングバイク」の競技大会が8月13日、鹿児島県奄美大島・大和村の奄美フォレストポリス多目的広場で開かれた。2歳から6歳までの未就学児38人が参加し、保護者らの声援を受けながら元気よく地面を蹴って速さを競った。
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ランニングバイクはペダルやチェーンなどがなく、足で地面を蹴り出して前に進む2輪車型のおもちゃ。「バランスバイク」「キックバイク」などとも呼ばれ、幼児が遊びながら筋力やバランス感覚を鍛えられるとして近年人気が高まっている。
大会は10月に鹿児島県で開かれる特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」のデモンストレーションスポーツ大会の一環。幅広い層が生涯を通じてスポーツに親しむ機会の創出や、世代・地域間の交流促進などを目的に、大和村が主催した。
競技は4部門であり、2~3歳のベビークラスが約30メートルの直線コース、年少、年中、年長部門が1周約130メートルのコースでそれぞれ競った。スタート地点で泣き出したり、コースの途中で立ち止まったりといったハプニングもあったが、幼児たちは保護者や運営スタッフの温かい声援を受けながら、一生懸命地面を蹴ってゴールを目指した。
ランニングバイク歴1年で、愛車を持参して出場した奄美市の幼児は「前に進むのが楽しい。かけっこよりも好き」と笑顔で話していた。
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