秋分の日も過ぎ、涼しくなってくると昆虫や動物たちが一斉に活発になります。今回はそんな昆虫や動物を探しにいきたいと思います。
奄美自然観察の森にやってきました。
奄美自然観測の森・指導員の川畑力さん と 爬虫類写真家の鷹野晶敏さんに同行していただきながら観測の森を散策したいと思います!
ハブに注意!!
奄美自然観察の森は、東京ドームのおよそ半分の”2.7ha”という広大な敷地に、自然を生かした遊歩道が整備され、一年中、奄美固有の植物や野鳥、昆虫などを観察しながら散策できます。
入口で早速、出会えたのが・・・
せみ以外にも鳥の鳴き声、キツツキの音などとにかく森は賑やかなんです!森を進むと、様々な生き物や植物に出会いました。
◆アマミシリケンイモリ
尻尾が剣みたいにとがっているから”シリケン”。毒を持っています。シリケンイモリのお腹はきれいな色。
◆ツルラン
奄美大島のラン科の植物は全て絶滅危惧種。
◆オオタニワタリ
シダ植物、着生しないと生きていけない。
落ち葉がたまるようになっていて、落ち葉を腐葉土に変えて養分をとる。
さらに進むと…
◆リュウキュウアオヘビ
Q.リュウキュウアオヘビは何を食べているでしょう?
奄美自然観察の森には絶景ポイントもあるんです!
入口からまっすぐ向かえば15分くらいでしょうか。「ドラゴン大展望台」です。展望台からの景色ごらんください!
このエメラルドグリーンの龍郷湾!この日はお天気もよくて絶景でした。
奄美自然観察の森の魅力とは?
(川畑さん)「奄美自然観察の森がある龍郷町は、世界自然遺産の登録地には入ってないが、登録地と比べても遜色はありません。少し歩くだけでいろんな生き物が見られていろんな植物がある。いつ来ても会えるという環境をこれから先もずっと残していけたらと思う」
そして、奄美自然観察の森には新しい施設もオープンします。
奄美自然観察の森のとなりには駐車場を併設した「森の館」が11月頃にオープン予定です。この資料館は奄美の固有種、絶滅危惧種のパネルの展示ルームや奄美でしか見ることのできない昆虫の標本、また専用の図書室もあり、まさに森の住人を知るための博物館。オープンが待ち遠しいですね!
そして施設も整い、観光客の増加が見込まれる中、クロウサギや野鳥などのロードキル=交通事故の問題もあります。観光と自然保護の両立を、島民も観光客も一人一人が考えていかなければいけないですね。