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新しいアウトドア「チェアリング」で、密を避けて気軽に楽しもう!

みなさんは「チェアリング」という新しいアウトドアの方法を知っていますか?

「家にいるのもいいけれど、自然の中に身を置いてリフレッシュしたい。」
「アウトドアに興味があるけれど、キャンプ用品も揃っていないし、どこでどんなことをしていいのか分からない。」

そんなモヤモヤを抱えているなら、イスひとつ持っていくだけで気軽にできる「チェアリング」がおすすめ!

わたし自身、実際にチェアリングをするまでは、ただ外でイスに座るのが本当に楽しいのか?と半信半疑でした。
しかし、そんな人にこそ、とにかくやってみてほしい!

簡単すぎるのに、とにかく満足感が高い。
もはや説明がいらないのでは!?と思うくらい、やってみれば楽しさをすぐ実感できる「チェアリング」。
今回はチェアリングとは何かや、チェアリングの方法、そして奄美大島がチェアリングに最適な場所である理由についても紹介します。

チェアリングとは?やり方や持ち物、ルールを知ろう

チェアリングに必要なのは、アウトドア用の折りたたみ椅子、以上。

「チェアリング」とは、アウトドア用のチェアをひとつ持って外に出て、気に入った場所に置き、そこでお酒を飲んだりごはんを食べたり、好きに過ごすことです。

ベンチや柵に腰かけるのと何が違うの?と思われるかもしれませんが、感じ方が全く違います。

まず、自分で好きな場所を選び、自分のチェアを広げれば、どこでも自分用のパーソナルスペースになる感じがします。
まるで開放的なリビングにいるかのように、安心感があるんです。

そして、アウトドアチェアは単純に座り心地もいいので、居心地の良さも抜群です。

チェアリングを楽しむうえで特に厳密な決まりはありませんが、人や環境に迷惑をかけない配慮は必要です。
チェアリングを普及・促進する「日本チェアリング協会」という団体があり、下記のようなルールがあります。

  1. 人様に迷惑をかけない
  2. ゴミは持ち帰る。むしろ掃除して帰るのかっこいい
  3. 市井の人々に威圧感を与えない
  4. 私有地に無断で立ち入らない
  5. 騒がない
  6. 公共の場を占有しない
  7. 装備を増やしすぎてキャンプにならない

チェアリングをやってみた!

さて、実際にチェアリングをやってみた様子をご覧ください!
一緒にチェアリングをしてくれた友人は、頭を背もたれに委ねて脱力モードに入っています。
自然に囲まれた穏やかな時間が気持ちよすぎるんですよね~。

前日まで雨続きでしたが、この日は待ちに待った晴れ!
久しぶりにスッキリした天気のもと、綺麗な海も見られそう!ということで、奄美大島龍郷町の倉崎海岸へ出発しました。

途中、奄美市名瀬のノアノアさんでカレーをテイクアウト。
写真のような感じで、何か下に敷けるシートや折り畳みのテーブルなどがあるとさらに便利です。

真っ青に輝く絶景の海を眺めながらカレーを食べ、座ってのんびりしたり、石を投げて水切りをしたりしていると、海から風が吹いてきました。

「ちょっと風が吹いてきたから場所変えよう」と気軽に撤収して、違う場所でまた椅子を広げてチェアリング。

無理をせず、寒いなと感じたり雨が降ってきたりしたら適度に切り上げられる。
この身軽さもチェアリングの魅力のひとつです。

今回はやりませんでしたが、チェアリングをしてお酒を飲んだり、本を読んだりしても楽しそうですね。

波の音や鳥の声を聞いたり、沖に出ていくボートを見送ったり、雲がのんびり動くのを眺めたり…。
存分にリフレッシュでき、満足感たっぷりの時間でした。

奄美大島はチェアリングにうってつけ!その理由は?

東京だろうと、ロンドンだろうと、ハワイだろうと、どこでもできるのがチェアリングですが、奄美大島はまさにチェアリングにぴったりだなと感じます。

とにかく絶景の自然がたくさんあり、海だけでなく、滝や川、山でもチェアリングができるので、場所に困りません。
晴れた日に毎日やっても飽きないくらい、大自然の宝庫です。

そして、どの場所も絶景なのに、あまり人がいないのも大きなポイント。
リラックスしきっている時に人が近くを通るとちょっとびっくりしてしまいますが、奄美ではいつ行ってもプライベートビーチ状態の海岸もたくさんあるため、安心してのんびりできます。

ただ、大自然だからこその注意点も。
チェアリングで長居するならトイレがある場所を選びましょう。
水辺でじっとしていると案外身体が冷えるので、念のため公衆トイレが近くにあるか確認しておくと安心です。

また、ビーチでチェアリングする場合は風向きにも要注意。
海から強く風が吹き付けてくると、のんびりどころではなくなってしまいます。
行ってみてから良い場所を探してもいいですし、「今日はこっちから風が吹いてるから、あっち側なら風が当たらなさそうかな」と当たりを付けてから場所を決めてもよさそうです。

そしてこれが一番大切な注意点ですが、ごみは必ず持ち帰りましょう。
自分のごみはもちろんですが、海岸に流れ着いているごみも持ち帰ってあげましょう。
あなたの善行は誰も見ていないかもしれませんが、「いいことしたな~」と自分に満足できるなんて、とても素敵なことです。

アウトドアチェアひとつ持っていくだけで、自然に囲まれてたっぷりリフレッシュ。
特別な道具がなくても気軽にできるアウトドア「チェアリング」、あなたもぜひ試してみてくださいね。

㈱しーま 編集部ライター 藤原志帆

投稿者の記事一覧

大阪大学外国語学部卒業。在学中チリ、スペイン、アメリカに留学し、中南米の6カ国28都市をバックパッカーとして周遊。その後新卒で不動産広告のITベンチャー企業に就職し、トップセールスを獲得する。TOEIC865点、スペイン語検定4級取得。現在は美しい海に憧れて奄美大島に移住し、フリーライター、通訳士(スペイン語・英語)、アフリカンダンサー、予備校など多方面で活動中。地酒の黒糖焼酎が大のお気に入り。

■「奄美群島情報サイトしーまブログ」https://amamin.jp/

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